セルフサービスのガソリンスタンドで給油される方は多いと思いますが、給油時の注意とお願いがあります。
給油口を覗くと中にフィラーチューブと呼ばれる筒とその底にタンクを給油ノズルから守るセパレーターの穴の開いた板があります。
給油時は人情として口いっぱいまで給油しがちになりますが、給油は必ずこのセパレーターより上まで給油しないで下さい。
油面が高いと加減速などで油面が揺れると、もちろんキャップからにじみ出る事もありますが、2017以降のモデルはそこに有害なガソリン蒸気を浄化するチャコールキャニスターが接続されていてその中に生ガソリンが混入する原因になります。
浄化ガスは再びエンジンに送られて再燃焼させる仕組みになっている為、これに生ガスが大量に混入するとそれがガソリン成分のままエンジンに送られてしまう為、かぶってしまい、始動不良につながる事があります。
多気筒エンジンは比較的影響は受けにくいですが、SR400やセロー250はもろに影響をうけてしまい、セルの無いSR400はさらにクランキングスピードを出せないので始動困難までになる事があります。
もう一度、取扱い説明書を熟読して頂いて、慎重に給油して下さい。
最近また見かけましたので再度注意喚起です。

フィラーチューブと底の丸い穴が空いた板がセパレーター。給油はここまで。
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タンクにつながるチャコールキャニスター  取扱い説明書の内容
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