遅くなりましたが、去る4月15日に鈴鹿２＆４レースでＹＳＰレーシングのチーム監督を務めてきました。昔レースをしていたので、鈴鹿は本当に久しぶりでしかも監督という事で緊張してしまいました。ワークスチームのピットに入るのはもちろん初めてで、その物量と最先端のデータ解析の設備にはびっくりしました。特に車載のデータロガーの解析グラフは車速からサスストローク、前後ホイールの回転速度、ブレーキ圧に至まで記録されてあり、セッティングの大変さを実感しました。パドック前で記念撮影をしてレースまでの時間をくつろいでいるとドスンと突き上げる地震が有り悲鳴で大騒ぎになりましたが、影響は無くレースは予定通り行われるとの事。ほっとしましたが、後で聞くと震度５強だったとの事、さすがにびびりました。
さていよいよ決勝レース。中須賀選手は最前列２番グリッド１コーナーまですっきり見渡せなかなか気分の良いものです。スタート前の中須賀選手は表情も変わりとても話しかける事は出来ません。この時間が緊張が最高潮に達する時ですから。そしてスタート。１周目からほぼ独走体制に持ち込み
優勝も確実と思われた１３週目突然のエンジントラブルに見舞われリタイヤになってしまいました。ピットに帰って来た中須賀選手は口惜しさを全身で表してました。本人の責任では無いだけに本当にかわいそうでした。これがレースですね。
でもレース終了後ＹＳＰブースに来て頂き、次のレースへの意気込みを語ってくれました。
応援に来て頂いたお客様も本当に心から労いの拍手を送っていました。残念な結果でしたが充実した１日を過ごす事が出来ました
　　スタート前のピット前で応援に来てくれたお客様とのスナップ
ホンダ系チームの応援団に囲まれたＹＳＰレーシング応援団。甲子園の○島応援団の様です
ちょっと見難いかもしれませんが、トップクラスで中須賀選手のマシンがストレートが１番遅い。コーナー優先でのマシンセッティングをするとコーナー立ち上がりが速く、最高速に達する時間が短いので結果的にタイムが縮まるとの事。なるほど。
中須賀選手のすばらしい走り