Fz1_9712_2 当店もVMAXショップに登録しました。登録店には2泊3日の講習会が義務付けられています。 で行って来ました遠路VMAX生誕の地磐田市へ。2日間の座学とヤマハ袋井テストコースでの試乗会が1日です。開発秘話から整備講習までかなり内容の濃いもので、しっかりお客様へVMAXの魅力をお伝え出来ると思います。
新型VMAXへのヤマハの思いは並々ならないもので特に国内モデルへの思い入れは大変なものです。全世界で仕様が違うのは国内モデルのみで、日本の厳しい騒音規制をクリアする為注がれたコストは大変な物でそれはエンジンのギアの仕上げ1枚1枚にも至ります。あえて国内モデルの発売が半年遅れたのも仕上げを詰めた為と聞いています。世界最高級のVMAXが手に入る日本のお客様は本当に幸せです。その道路事情で最高に楽しめる様、低中速のECUのマッピングは詰めに詰めてあり絶妙なセッテイングで現実的スピード(70~80km/h)であえて走ってみましたが、4,000から6,000rpmへの加速が楽しくて仕方ない。コーナーをたら~とまわって次のコーナーまでがばっとアクセルを開けるとあのV4の鼓動を感じながらバンと加速。またたら~とまわってはバンと加速。スーパースポーツの様にスムーズにコーナーとコーナーを繋ぐ気にならないと言うかそれでは楽しくない。ゼロ発進のフル加速でも1速でバーンと加速、一息おいて2速でバーンと加速、スムーズにシフトアップする気にならないつまりそれでは面白くない。それでも速い速い。なんと0→200mで旧VMAXフルパワーを19m置き去りにし、200ps海外向け仕様とほぼ同じの加速だそうな。さすがにその先はリミッターで計測不能ですが日本ではほとんど必要の無い領域ですね。海外モデルと乗り比べたヤマハの社員の方、何人にも質問しましたが現実的速度域では国内モデルの方が楽しいと言っていました。アメリカンモデル以外で常用域を楽しめるモンスターバイクがやっと現れました。確かに価格は高いですがブランドでは無く、乗って楽しくコントロールする事(つまり加速、旋回、減速が思いのまま)がバイク本来の価値観だと思われる方にまさにぴったりです。おまけにチタン、アルミの塊で特徴であるエアインテークだけで職人が手作業で片側50分もかけて仕上げているそうです。各部の仕上げを眺めているだけで楽しくなります。
4月18日よりWTCでスポット展示も始まります。ぜひゆっくりとご覧下さい。