東京モーターショーに行ってきました。

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★今回初登場モデルの中で最大の注目車はやっぱりR25(アールツーファイブと呼んで下さい)でしょう。

 出展モデルはレースベース車に仕上げられていましたので、市販車とはデザインは異なると思いますが、レイアウトはこのままなので、市販車も期待を裏切らないデザインでしょうね。

もちろん最後発ですから性能面でも当然、最高のものを目指して開発されています。昔のレーサーレプリカとは違い、アジア市場も巻き込んだグローバル商品ですから低価格も実現しながらの新しいパワー競争は大歓迎ですね。2014年度中の国内販売予定です。

★国内初登場のMT-09はヤマハらしさを強調したモデルとして開発されたモデルでその3気筒エンジンは楽しい、気持ちいいがテーマに味付けが行われました。

低中速のトルク感、高回転域の伸びとのバランスを絶妙が絶妙に組み合わされたすばらしいエンジンでその性能からか欧州でこのクラス最高のセールスを記録しているそうです。しかしこのモデルは乗り易さをねらったものではなく、それなりに乗り手を選ぶ性格らしくSモードでコントロールするのは慣れが必要だと聞いています。そんな性格がバイク好きの多い欧州で受けている理由のひとつかもしれませんね。

これは試乗してじっくり自分のスタイルと合っているか見極めのいるモデルかもしれません。ぴったり来た時の楽しさは想像以上でしょうね。

2014年度前半の国内販売予定です。

★私が最も気になったのはMT-07で270°クランクの700ccエンジンは試行錯誤のボアストロークによって絶妙なエンジンフィーリングに仕上げてあるそうです。

このモデルは低価格で性能面もとがった性格ではないので初心者の入門車やツーリングの相棒にはもってこいのモデルで、常用域での走行で適度なエンジンパルスを感じながら軽い車重を生かして日本の田舎道をツーリングすればさぞかし楽しいことでしょう。

技術革新も進み燃費もクラス最高レベルに引き上げれていて、デザインもとんがり系のMT-09と比べると同じデザインコンセプトながら少しおっとりおとなしく見えます。

2014年度中の国内販売の予定です。

★そしてご質問の多い3輪コミューターTRICITY Conceptは125ccの原付2種カテゴリーの市販予定車で新しい乗り物としての提案車です。

現在も他メーカーでも存在する3輪コミューターとはコンセプトが違い、移動の手段だけで無く、2輪に乗った事の無い方やベテランの方にも楽しめる十分なスポーツ性の上に転倒のリスクを低減させた新しい乗り物です。

プロモーションビデオの様に、濡れた石畳や路面電車のレールの上をバンクさせて通過するなど到底普通のバイクには不可能な事を平然とやってのけます。

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その走行性能を実現させたのが、左のヤマハ独自のフロントサスペンションです。カバーされていて構造がよく解りませんが、バイクのフロントフォークの様なものが4本見えます。

先行メーカーの特許だらけの中、独自の技術をMotoGPにも携わった最高レベルの技術者達によって完成されたそうです。

それだけに2輪車魂まるだしで、幅もハンドル幅内ですりぬけもしっかりこなし、停車時もビデオで強調されているように自立不可で限りなく2輪車に近い性能に3輪車の安全性をプラスした乗り物なのです。

このモデルもなんと40万円以下で2014年度中に発売されるそうです。

そして以上のすべてのモデルが同クラス最低の車重で仕上げられいるのが特徴で、これからのヤマハは軽量化が最大のテーマとしてモデル開発されるそうです。

その開発者にとって非常に困難ですが、ユーザーにとっては最もありがたいテーマで開発されるモデルに期待しましょう。